ふらっと寄れる居場所をつくろう

日曜日の朝早くから来ていただいた12名の方々。家庭医、研究者、理学療法士、老人ホーム入居者、がんサバイバー、医療事務、訪問看護師、ライター、会社経営者など多岐に渡ります。今回は上記のテーマでしたが、まる福のこれまでの活動から実際に場づくりにどう進んでいくかという具体的な話でした。家庭医として地域志向ケアを行うことが地域で働く上で必要だという考えで活動していましたがどうも違うのではないか。そもそも医師が地域のことをまるで知らないし、医師に生活はあるのかという疑問すら湧いてきます。家庭医が地域コミュニティ活動をするという取ってつけた感ではなく、自分がそこで暮らしている住民として何ができるか、そこに必要なものはなにかという視点で場をつくりたいという思いを話しました。

ふれあい館
会場となったふれあい館。冬はほっとサロンやっています。

ファシリテーターはまたまた広石さんにお願いしました。都内でも有数の自治体でさまざまなファシリを行なっているのでこんな小さな会でお願いするのは大変申し訳なかったのですが、私の小さな活動に賛同していただいてなのか本当にありがたいです。実は広石さんの活動の始まりがブロムリバイボウへの思いだったとお聞きして納得が行きました。ロンドンのイーストエンド、もともと教会であった場所で125を超える地域住民の活動メニューが行われ、貧困に苦しむ人たちに住居を紹介したり、仕事がみつかったり、診療所を中心に健康維持の運動が展開されたりしており(現在では900越え)すぐに作れるものではないのですが、そんな場所が東京や日本中にあったらいいだろうなあと思わせられます。

後半時間は短かったのですが、自分の地域にこんなものがあったらいいなと思うものをそれぞれ考えていただきました。その内容はまた後日ご報告(京都?)しますが、本当にそれぞれの思いが詰まったものが多く出ていました。少しご紹介すると、

  • 5−6人で打ち合わせできるスペース
  • コーヒーがいつでも飲める
  • ブリッジができる!
  • 自分がしゃべりたいことを話せる もしくは しゃべらなくてもいられる
  • スマホの設定がしてもらえる
  • 就活の相談ができる
  • 足のつめを切ってもらえる

どうです、面白くありませんか?

どうも話し合いの時間が短くなってしまいます(公共施設はむずかしい)が、終わった後は近くの食堂でごはん。こうち食堂日日是好日というとてもかわいらしいカフェです。高知出身の姉妹さんがやっていて、お昼はうみ定食とやま定食の2種類、私はうみのぶり照り焼きにしました。初めて土佐の人が作った土佐煮というのを食べました!

いつも通りバタバタとした会になってしまいましたが、キックオフの会としては非常に充実した会となりました。地域で場を作り、そこで医療を展開する。今年はその夢に向かってぐいぐいと進んでいきたいと思います。次回のカフェをお楽しみに!

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    池田 幸子 (金曜日, 15 3月 2019 04:34)

    稽古日と重なり参加出来ず残念に思っています。地域住民の身近な心配事に耳を傾け、寄り添える集まりがあり、そこにお医者さんも参加されていることが理想と考えています。ご発展をお祈りします。

  • #2

    かんの (金曜日, 15 3月 2019 07:12)

    池田さんいつもありがとうございます。
    近くの人、あと荒川区全体の人がほっこりできる場所を作りたいと思います。もともと結構あるとは思うのですが気づいていないだけで…
    その一助になれれば幸いです。
    今度ご都合が合いましたらまたいらしてください!