未来の医療を語ろう〜職種別SWOT分析をしよう

未来の医療を語ろうという大それたタイトルをつけた第22回。医療の職種ごとに強みや弱み、機会や脅威といったビジネスでよく用いられるSWOTをやってみたいというのが今回の企画の意図でした。医療者である私はきっと客観的な判断ができないだろうと踏み、一般社会人のスタッフに会の組み立てや進行をすべてお願いしました。最終的に、患者とその家族、コメディカル、医師の3通りのSWOTを作ることができ、一部クロスSWOTまで出すことができました。

主催者としての感想ですが、80代のコミュニティ活動家から30代の大学院生まで幅広い層の参加が得られたことがよかったと思います。一般人もしくは患者から見る医療者、医療者から見る患者像など、約3時間の話し合いでしたがまだまだ話し足りないといった感じでした。

医療者としてはまだまだ患者側のニーズをとらえられていないなと再認識することになりました。真の意味で患者と医療者が対等に話し合える環境作りができないか、とこれからさらに挑戦すべきことが浮き彫りになった気がいたします。ここで話し合った内容についてはきちんと分析して何かの形で活用したいと思います。(菅野)